ドイツ 「WILHELM GUNTERHOENER」 ベークライト製のケース（赤茶色）です。

丸型のケースのフタには、中央の円の中に「WILHELM GUNTERHOENER BUEROBEDARF」などの文字がエンボス加工されています。かつては、タイプライター用リボンをこのようなケースに入れて販売していたそうです。こちらも、ドイツ・ドルトムントにあった事務用品を扱う「WILHELM GUNTERHOENER」というメーカーのリボンが入っていたものではないかと思います。ベークライト独特の深みのある色合いに、時代を感じる重厚感があります。フタの開閉はスムーズで、ひねればピッチリと閉まりますので、小物の収納や携帯にも重宝しそうです！

ベークライトとは、フェノール樹脂とホルムアルデヒドから作られた、世界で初めて植物以外の原料によって人工的に合成されたプラスチックのことです。1909年にベークランド／Baekeland博士によって発明されました。耐熱性、難燃性に優れ、軽くて、型に流せば自由な成型ができるということから、素材として20世紀前半には、とりわけ多くの製品に使われています。

こちらは、ヨーロッパの古い生活雑貨になります。経年による色褪せやキズ、汚れなどがあります。
ベークライトの表面には、細かなキズやくすみ、汚れ等が多少ありますが、現行品にはない風合いが出ているように思います。


SIZE (cm) : 約 φ6.2x H2.7
コンディション : A

●ヴィンテージ・プラスチック（ベークライト）製品をご覧いただいているお客様へ；
これらの商品は実際に現地で使われていたものがほとんどです。それぞれ経年によるプラスチックの色褪せ、細かなキズや割れ、素材の劣化、変色やくすみ、汚れなどがあり、そのすべてを説明しきれないことについて、どうかご了承ください。このような点をご理解の上、ご購入をご検討下さいますようお願い申し上げます。当店では、なるべく多くの写真を掲載して、商品の説明をさせて頂いておりますので、こちらも合わせてご覧ください。ご不明な点はどうぞお気軽にお問い合わせください。